起立性調節障害の症状「歯ぎしりや食いしばり」について

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歯ぎしりや食いしばり

なぜ、起立性調節障害になると歯ぎしりや食いしばりが起こるのか

歯ぎしりや食いしばりは睡眠が浅い状態になっていることが多く、疲労や寝不足の原因にもなっています。


「歯ぎしりや食いしばり」の原因

歯ぎしりや食いしばりの原因は主に様々なストレスや姿勢です。パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、姿勢が前かがみになって上下の歯が合わさることになります。


上下の歯が接触された状態が長く続くと、顎や周辺の筋肉に負担がかかり疲れてしまいます。そこにストレスや不安感・恐怖感などが加わると、咀嚼筋の活動が増して強くかみしめるようになっていきます。


負担が掛かって頸椎が歪むと、神経が圧迫されて自律神経が乱れます。この状態は顎関節症の原因にもなります。顎関節症は、顎に負担が掛かり過ぎると関節の中の円板がずれて音が鳴ったり口の開け閉めがしにくくなるものです。


歯ぎしりや食いしばりとは

一般的に上下の歯に加わる力は、食いしばりの時には約40~70kgといわれています。歯ぎしりだと300kgもの力が加わるといわれています。


通常、口を閉じたときの上下の歯の隙間には2mm程の隙間があります。上下の歯が接触することは、会話や食事をするとき以外はあまりありません。1日にしてたったの20分程度です。


そのため、歯ぎしりや食いしばりによって必要以上の力が長時間加わってしまうと顎や周辺の筋肉だけではなく全身の不定愁訴が表れることがあります。


現代で夜間の歯ぎしりをする人の割合は約8%~16%と言われていています。「睡眠障害」「頭痛めまい」で悩まれているお子さん、なかなか疲労が抜けない方は気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりが癖になっているのかもしれません。


自律神経との関わりと対処法

歯ぎしりや食いしばりで自律神経が乱れると、身体を元気に動かす交感神経が優位になります。身体を修復するための副交感神経が働きにくくなってしまうのです。


そのため、副交感神経を働かせるためにゆっくりお風呂に入って筋肉の緊張やストレスを緩和することが必要となってきます。整体などで骨格の歪み、筋肉の緊張をとりリラックスすることが効果的です。


スマートフォンは、出来る限り寝る2時間前は使用を控えましょう。パソコンを長時間使用しなければならない方は、前かがみや猫背にならないように椅子の高さを調節してパソコンと目線を揃えます。


こまめに体勢を変えるなど、姿勢に気をつけて上下の歯があたる時間を減らしていきましょう。


寝る際も、枕が高すぎると後頭部の筋肉が疲労してしまいます。枕は自分に合った高さのものを選ぶようにするのが大切です。うつぶせではなく、仰向けが一番最適です。


横向きだと背骨が歪んでしまうため、不定愁訴がある方は特に横向きをしないように意識しましょう。


日常生活では、上下の歯が当たっているときに自分で気づけるのも大事です。


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